2020年1月19日放送の健康カプセル!ゲンキの時間で
血圧上昇対策について紹介されました。
教えてくれたのは聖光ヶ丘病院総合内科の渡辺尚彦先生です。
血圧が上がる落とし穴とは?
いよいよ一年で一番寒い時期になってきました。
そんな時に気を付けなければならないのが血圧です。
寒くなると血圧が急上昇することがあります。
血圧のスペシャリストである渡辺先生に対策方法を紹介してもらいました。
血圧とは
そもそも血圧とは何なのでしょうか。
簡単にいうと動脈の中の血液の圧力のことであり、
心臓から送り出される血液が血管壁に与える圧力のことです。
上の血圧が心臓が収縮した時の血管の圧力、
下の血圧が心臓が拡張した時の血管の圧力です。
血圧が急上昇すると血管壁に負荷がかかるので
大きな病気になることもあります。
特に寒い冬の時期には血管が縮まりやすいので注意が必要です。
血圧が上がりやすい状況①朝の外出
暖房の効いた部屋から外に出た時の寒暖差により、
血圧が急上昇しやすくなります。
暖かい場所から寒い場所へ移動すると、
体は熱を逃がさないように血管を収縮して血圧が上昇するのです。
特に朝6時から9時は「魔の3時間」と呼ばる危険な時間帯です。
渡辺先生によると、首には手足の血管を開くセンサーがあるので、
ネックウォーマーなどで温めると血圧の急上昇を予防できるそうです。
また帰宅時も要注意で、まず暖房をつけて室内を温め、
マフラーや上着を脱ぐようにすると血圧急上昇の予防になります。
さらに、目覚め直後も血圧上昇の危険が。
目が覚めたらすぐに布団から出ることをせず、
布団の中で横になったまま2~3分間、
手足をゆらゆら動かして血液循環をよくしてから出ましょう。
血圧が上がりやすい状況②ストレス
人はストレスを感じると交感神経が刺激され、
血管が収縮して血圧が急上昇することがあります。
連休明けなど、仕事にストレスを感じやすい時期は要注意です。
渡辺先生のそんな時のおすすめが深呼吸です。
血管を拡張させるプロスタグランジンという物質が出て
血圧急上昇を予防してくれます。
また、ストレスを感じたらツボ押しするのも効果的です。
血圧上昇対策ツボ押しのやり方
②少し痛みを感じるくらい強めに押すと、
上半身の血管が開いて血圧が下がります。
☆1日3回程度、ストレスを感じた時に左右5分ずつ押しましょう。
血圧が上がりやすい状況③お酒
渡辺先生によると、お酒を飲むと血管が開くので
飲酒後の1~7時間は血圧が下がりますが、
飲みすぎると次の日の朝の血圧が上昇するそうです。
飲酒制限しているときよりお酒を飲んでいるときの方が
日中の血圧が高くなるというデータもあります。
適量の飲酒ならば問題ないそうですが、
飲みすぎには注意が必要です。
血圧が上がりやすい状況④真夜中のトイレ
寝室の温度が10℃の場合、布団の中はおよそ30℃。
トイレとの温度差は実に20℃以上になり、
寒暖差による血圧急上昇の危険が!
上着を羽織ったりスリッパを履くなど対策をしましょう。
また男性も座って排尿すると血圧上昇予防になります。
高血圧対策メニュー
塩分を摂りすぎると血中のナトリウム濃度が上がり、
その濃度を薄めようと他の部分から血管内に水分が移動してきて、
血管内の圧力が高まって高血圧になります。
そこで先生が注目しているのが酢を使った料理です。
毎日大さじ1杯ほどの酢を摂ると、アデノシンの働きにより
血圧を下げる効果が期待できるのだそうです。
渡辺先生おススメ、酢ピーナッツを紹介してもらいました。
ピーナッツの渋皮には血圧を下げる効果がある
ポリフェノールの1種であるレスベラトロールが豊富です。
また、ピーナッツに含まれるオレイン酸には、
悪玉コレステロールを減らす働きもあります。
酢ピーナッツの材料
・酢(調味酢以外のもの):300ml
・煮沸消毒した保存容器
酢ピーナッツの作り方
ピーナッツを酢に漬けて、冷蔵庫に入れて5日で完成です。
冷蔵保存して1か月以内に食べ切りましょう。
☆1日10~20粒食べるのがおすすめです!
まとめ
酢ピーナッツ、おいしそうですね!
血圧高くなくてもパクパク食べちゃいそうです^^;
夜中のトイレは寒くてつらいうえに、危険なんですね!
しっかり上着を用意しておかなくては。
☆とろろ昆布で高血圧予防!
たけしの家庭の医学でとろろ昆布6グラムで高血圧改善法を紹介!